2009年2月21日土曜日

高収入の職業

高収入な職業といえば、医者や弁護士が真っ先に思い浮かぶかと思います。どちらも非常に社会的な影響力のあるお仕事ですから、高収入であることは必然といえるかもしれません。
また、スポーツ選手や芸能人など、特殊な才能や能力、あるいは特別な運に恵まれた人たちが就く職業は別にして、高収入な職業に就くためには、やはり努力が必要となります。

とはいえ、その人たちはもちろん努力はしていますが特別な能力があったわけではないのです。試験で一定の点数を取り、数年間の訓練を受けることでそういった職業に就いたわけで、はじめから上手に歌を歌うとか、ボールを速く投げる、などということができるわけではありません(例外はありますけども(苦笑))。

確かに、そうした試験に合格することは難しく、時間も費用もかかりますから、高収入な職業に就いている人たちはけっしてあきらめない、という能力を持っていた、と言って言えなくはありませんが、やはりやった事を一言で言えば、その試験に合格するために努力した、ということになるのでしょう。

もちろん高収入な職業の方たちは、学校での成績が良い人達、いわゆるエリートと呼ばれる人達ですし、努力をすれば誰でもなれる、などと簡単に言うつもりはありませ。しかし、高収入な職業に就くためには、特殊な能力や条件が絶対的に必要というわけではなく、ある一定の努力を続ける事、情熱をそそぐことが大事だと思います。

2009年2月20日金曜日

アナウンサー

平成18年のアナウンサーの推定平均年収は1,200万円だそうです!

華やかで人気の職業であるアナウンサーは会社員。従って、給料も固定給。

近年では、女子アナ人気も後押ししており、バラエティなどでも活躍するアナウンサーは数多くいます。さて、そこで、アナウンサーは基本的に会社員となりますよね。ということは、アナウンサーの給料は固定給となりその基本給は会社の同期と変わりありません。

局によってアナウンサーの収入も異なります。例えば、フジテレビ、TBS、日本テレビなどのキー局のアナウンサーであれば1,200~1,600万円くらい。収入に差があるのは、経験や人気により給与が異なるためです。

準キー局では1,000~1,500万円。地方局では500~1,000万円と、キー局と開きがあります。
さらにキャリアが長く、メイン番組のキャスターともなれば2,000万円以上は稼げます。

しかも、アナウンサーには特別に「アナウンサー手当」と残業代が加わります。従ってその分、同期よりも手取りは良くなります。

パイロット

子供の憧れの職業「パイロット」。

日本の主な航空会社のパイロット年収はこちらのとおりです。
大手のANA、JALはともに2,000万円前後なのに対し、スカイマークは675万円とANA、JALの1/3程度となっています(厳しいですね(汗))。

パイロットの平均年収は1,295万円となっていますが、ボリュームゾーンとしてはANA、JALの2,000万円のゾーン、スカイマークなどの1,000万円以下のゾーンと完全に2極化しています。

しかも、副操縦士で平均5年、機長には平均15年!さらに6次の試験にパスしなければならない。
憧れのパイロットになるまでは最低5年はかかります。ただし5年というのは副操縦士になるまでの平均年数で、実際に機長となるには平均15年かかると言われています。

さらに、副操縦士までの5年も決して平坦な道のりではありません。


しかも入社までには筆記、面接、心理適性検査、管理職面接、飛行適性検査、英会話、集団討論、身体検査など試験項目は多彩で、6次試験全てにパスしなければなりません。

こうして全ての項目にパスした人間のみ副操縦士として実際に乗務することができます。



副操縦士:平均1,500万円。
機長:平均2,300万円。

パイロットの給与体系は経験に比例します。まず、初任給は平均で19万円ほど。初任給は一般の職業と変わりありません。その後、副操縦士になるまでの間は年数ごとに定期昇給します。

晴れて副操縦士になった場合の平均収入はANAで1,500万円、JALで平均1,200万円ほどと言われています。

さらに機長となった場合の平均収入はANAで2,300万円、JALでは2,200万円ほどです。

ファンドマネージャー

ファンドマネージャーとは、投資信託など、不特定多数の人や企業から多くの資産を預かって、それを運用して増やしていく仕事のことです。

ファンドマネージャーになるには、経済学を学び、投資信託会社に入社、証券アナリストとして経験を積み、運用部門でファンドマネージャー・アシスタントとして先輩に就く。そして、実際にファンド運用を経験して実績を上げたのち、金融庁にファンドマネージャーとして登録します。

業界では「5年で一人前」と言われる道の長い職種であるのです。

しかし、その給料は外資系では平均2,000万円、億以上もごろごろいる。
そんなファンドマネージャーの仕事は、非常に高収入と言えます。

外資系運用会社なら、30代前半で年収1,000万円以上はほとんどで、2,000万円以上を稼ぐ者も少なくありません。また、日本の生命保険会社、銀行系列勤務ですと成果報酬率が低く、1,000万円程度と言われています。

良いことずくめのファンドマネージャーですが、実態は厳しい世界です。結果がすべての勝負の世界ですので、その世界で生き残るには体力、精神面でかなりのハードさを要します。

疲労、精神的苦痛から体調を崩す者は続出し、入院する社員もごろごろいます。また、業績の悪い社員には退職金を上乗せするなど好条件を提示され、退職を奨励されます。

近年、何かと話題のファンドマネージャー。最近では、米国を中心に「稼ぎすぎではないか」との批判もあります。


一般にファンドマネージャーの収入を引き上げているのは外資系運用会社と言えます。給与体系は基本給プラス成果報酬となります。一般的に成果報酬は、ボーナスに反映されます。

例えば、外資系ファンド「ゴールドマンサックス」で見てみると、社員の年間平均給料が5,000万円と驚くべき数字です。給与体系は個人のトータルコンペンセーションが決定され、基本給を差し引いた金額がボーナスとなります。

こうして出たボーナスは理論上、青天井となるため、一般企業では考えられない高収入となります。

弁護士の仕事

弁護士のお仕事内容に関して実は知らない方が多いというのが現実です。

高収入とよくいわれる渉外弁護士。大手であれば1年目から1,500万円。パートナーになれば1億超。
渉外弁護士とは、法務業務(大企業相手、外資系企業相手に企業内で起きた様々な問題を解決する業務)を主に扱う弁護士で俗に「法廷に立たない弁護士」と言われています!

今、人気の弁護士というのがこの渉外弁護士で、収入が最も高くなっています。

なんと、大手渉外弁護士事務所に就職できれば、年収1,500万円越えが1年目から可能になります!!中小の渉外弁護士事務所にしか入れなかったとしても、5年も働けば大手渉外事務所の初任給と同程度の額になりますから、どうころんでも高収入であることは変わりませんが。

さらにパートナー(共同経営者弁護士)に出世できたなら、渉外弁護士として年収1億円も夢ではありません。日本弁護士連合会が2004年に実施した「弁護士実勢調査」では、回答者のうち4.8%が「申告した収入額」を1億円以上とし、そのほとんどが渉外弁護士でした。

驚くほどの収入ですね!?
子供を弁護士にさせたがる親の気持ちも分かりますね(笑)。

在宅で高収入

インターネット閲覧していると、「在宅で高収入」という広告がたくさん打たれています。大きいものでは100万円単位から紹介されていて、「本当にそんなに儲かるのだろうか」「詐欺なんじゃないか」などと思ってしまうケースもあります。

そこで思うべきは、ネットだからといって普通の社会常識と変わることはない、ということです。
当たり前ですが、とても大事なことだと思います。

特殊な機械や設備を買ったり、フランチャイズ契約でのロイヤリティがあったり、ということはありますが、紹介料だとか、あるいは仕事を始める際の講習が必要との名目で、仕事もせず、収入もないうちから金銭を要求されたら、その支払いに対して何のリターンが、いつまでに、どの程度みこめるかを、はっきりと覚書にして取り交わす、それができなければ断る、それくらいの意識が必要です。

在宅であるとないとに関わらず、高収入を得ようと思えばそれなりの技術または投資またはその双方が必要ですし、仕事を確保しようと思えば時間や約束を守り、誠意を持って仕事に望まなければならない事は当然です。同様にネットだからといって、仕事を始めるにあたって、不確かな出費が必要になることもありません。

在宅だから、高収入だからといって、けして楽ではないし、また安易に仕事ができるものでもありません。むしろ普通に仕事するより大変だ、と考えたほうが良いと思います。

世の中甘くないというのが、現状ですよね。

高収入の求人

ネットでみつかる高収入の求人募集を見ていて思うことは、技術者に対する需要が非常に多いということです。

ネットの世界は、少し前に話題になったホリエモンや三木谷のイメージが強いせいか、楽して儲かる、と錯覚してしまうことが多く(彼ら別に楽して儲けたわけではないです)、またスマートな仕事に見えることもあって、ネットの求人は意外にも人気が高いようです。

とはいえ、やはり世間一般の求人と変わらず、高収入を得るためには技術・知識が必要だし、そうでなければいくらかの投資が必要になります。
また、顔を合わせて仕事をする場合が少ない分、普通の仕事関係以上に、気を使わなければならないことが多いでしょう。

例えば「納期」を例としても、普通の仕事なら相手の顔が見えている、つまり相手の仕事の内容ばかりでなく、性格や癖なども知っている状況なら、納期について多少タイトでも間に合うのか、余裕を見なければ間に合わないのかが予想できますが、顔が見えていないと、どうしても完全に信頼するところまでは行きませんから、常に心配になります。そうした心配を相手に与えないようにするには、納期厳守は絶対条件です。

よく聞く「高収入」をうたった求人であればあるほど、質を含めてビジネス上の要求は一層厳しくなります。ですから、それに答える技術やマナーが必要になるわけですね。